ドキドキ☆碧島生活5日目

成人指定が大張り切りのミンクさんによって、精神的にも肉体的にもボロボロにされていく蒼葉。

あれ?ミンクさんを壊すゲームじゃなくて、蒼葉が壊されるゲームなんだったっけ??と錯覚してしまうほど、徹底的に追い詰められている。

 

体も心も屈服させて、目的のために使うため…らしいけど、ミンクさん、手段を選らばなさすぎ!

あまりの仕打ちに気を失う蒼葉。これは仕方ない、落ちちゃうよね。

と思ったのも束の間、一転、急に高笑いをし始める。

こ、この声音は!いつもの気のいいお兄ちゃんの蒼葉ではないぞ!暴露の時の怖い声だ!

 

蒼葉「俺を支配しようとしても無駄だ。お前のこと、ぐちゃぐちゃに壊してやるからな。ほら、もっと殺す気で来いよ!!!」

 

かっっっっっっっっっこいい!!!!!(スタンディングオベーション)

蒼葉が圧倒的な力を秘めているおかげで、やられてばっかり、泣き寝入りばかりでないのが、このゲームの真骨頂!

たとえ自分より体格や力が勝る相手であろうと、どんな不利な状況であろうと関係ない、ゲーム盤ごとひっくり返す力が蒼葉にはある。それが最高にかっこいい…。

 

その後、肉体的ガチバトル(成人指定)が繰り広げられ…理性を取り戻した蒼葉が次に目覚めた時は宿泊施設内の自室でした。またミンクさんが部屋までわざわざ運んでくれたんだな。

そして更に今日は近くにミンクさんが控えていて……去り際に髪の毛を撫でて帰っていく…?え、幻覚????

優しさと過酷さの温度差がすごすぎて風邪引きそう。

蒼葉のミンクさんに対する興味についても、ここまで来るとストックホルム症候群めいてきているのでは…?

 

翌日、

ミンクさん「オーバルタワーに行くぞ」

ミンクさんとの関係性やミンクさんの感情に特段変化が感じられないまま、ついに物語は大詰めへ!

 


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例の如く用意周到すぎる。

またしても蒼葉が何もせずについていくだけになってしまった…。

 

こんなにも準備万端だったのに、潜入方法はバイクで空を翔けるというThe 荒業。

それでも大騒ぎにならないオーバルタワーの警備は何なの?ザルにも程があるよ???

そしてミンクさんは迷うことなくタワー最上階へ。

事前準備の鬼、ミンクさんのことだ、目的地を誤るはずがない。そこだけはめちゃくちゃ信頼している。

 

最上階にたどり着くと、そこには東江が!

おお!!!ラスボスと会えた!!!!紅雀ルートにはあまりなかった、物語の核心に迫ってる感出て来たぞ!!!

 

東江「ようこそ、神の民の生き残りよ…」

 

???????????

急にゲーム変わった???この近未来電脳アドベンチャーに「神の」?「」???

およそ似つかわしくない単語が聞こえたんだが…。

 

何でも、ミンクさんは香りで人の印象を操作できるという、特殊な能力を持った一族の産まれらしい。日本人ではなかったのか…。

一族の特殊性故、東江の「人間を操りたいプロジェクト」の標的になってしまい根絶やしに…。

そんな中の唯一の生き残りがミンクさんだという。

 

いや、過去重…

 

これまでの用意周到具合に納得しすぎるほど納得した。そりゃ一生懸命になるよね。覚悟の重みがちげえ。

だからといって、他人を虐げていいというのは違うとは思うけど…。

ただ、チームの仲間からは慕われていたから、それも必要最低限だったんだろうな。

そう、その必要最低限に蒼葉が該当しちゃったというだけで…。

 

東江はミンクさんも研究に使う気満々。姿形がクリアにそっくり(裏切りか!?)な仮面の男を繰り出し、精神攻撃をしかけてきた!

過去に囚われるミンクさん。これは暴露だ!!!!!

 

いや暴露つら…。

予想は簡単にできたけど、囚われてる過去がド重い。

紅雀の時は無限回廊に閉じ込められかけて、ホラー風味だった。

一方ミンクさんはホラーではなく、純粋に人間が恐ろしい目に遭っている場面に飛ばされる。紅雀の心象世界とはまた違う意味の恐怖があった。

 

選択肢が鬼か?

良心が死ぬ。

良心を犠牲にして何とか前進してミンクさんの心本体と邂逅する蒼葉。そこで、ミンクさんの本当の望みを知ることに。

ちょっと話逸れるけど、ミンクさん(本体)と目が合った時、スチルが目元以外ほぼ背景(鎖)と同化しちゃっているのと、あまりの眼光の鋭さに「ヒッこっち向いた…」って言ってしまった。心臓何個あっても足りないよ蒼葉ァ…。

 

閑話休題。準備の鬼でありながら、最終的にはバイクでビルに突っ込むとかいう死と隣り合わせかつ「行動がハチャメチャ敵にバレますけど?」な無謀まで冒す…ミンクさんの行動に矛盾があったことがやっと腑に落ちた。

単なる慎重な性格などではなく、東江を倒したらもうそれ以降はどうなってもいいという「真の一発屋だったんだな…。

それを理解した瞬間、ミンクさんの心から弾かれてしまう。

 

えっ…まだ大して声もかけてないんだが…。

 

また蒼葉は何も出来なかったの…!?

何もさせてくれないな、ミンクさんは!!!!!しっかりしすぎか!!!何だよ!紅雀なんてな、めちゃくちゃ手かかったぞ!?!?叱咤激励→いいこいいこ♥️→叱咤激励 のフルコースだったのに…。

 

元の世界に戻ってみると、

ミンクさん「まさか何気ない会話から暴露されるとはな」

 

もう既に壊していた…だと…!?

東江決戦前の何気ない会話で、ミンクさんの心の檻は壊されていたのだった。

すごいよ蒼葉!能力じゃなくて存在そのもので一発屋ミンクさんの意識を変革するなんて!少し笑ってくれているようだし、ミンクさんも蒼葉のこと、少しは認めてくれたのかな。

 

そして、ミンクさんは東江との因縁の決着をつけるため一人タワー内へ残留することに。

 タワー最上階→地上への帰りの車(バイクだけど)まで用意してくれる。ここまで来ると流石としか言いようがない用意周到っぷり。

事前に暴露に成功していた(?)とはいえ、蒼葉の暴露を弾くほど元々強固な望みがあったミンクさん。果たして無事に帰ってきてくれるのか…?!

 

東江の陰謀は破れ、平和が戻ってきた碧島。そこにはミンクさんの姿はない…。

でもきっとどこかで元気にしているはず!だけど、会えないエンドなの??と思ったのも束の間。 

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蒼葉が行動力の化身になった。

碧島からとかいうレベルではない、日本から出て行ってしまう…紅雀が泣くぞ。

 

そして放浪の末、ついにミンクさんを見つけることが!!!!!!おめでとう!!!!!!

最終スチル、初めて見るような穏やかなお顔で本当に美しく、「ああ、本当に呪縛から解かれて、生きているミンクさんの顔はこれなんだな」と感じさせられました。

「そこに、愛はあるんか?」と問われば、正直自信がない、まるで甘さがないENDだけれど、「復讐に残りの人生一点賭けしていた男の観念を破壊する」ストーリーとしてはかなり納得感のある終わり方だった。

 

紅雀ルートでBAD END回収が秒だと学習したので、TRUE END迎えたテンションのままBAD ENDも出しました。

このBADもいい!!!!!!!!

むしろ、TRUEの方にミンクさんの個人的感情がほぼ反映されなかったことを思うと、BAD ENDを見ることで、よりTRUEへの理解が深まる!

ミンクさんルートは、「俺たちの未来はこれから」感がとってもあるので続きが楽しみですね。

もうね、後日談のドラマCDとFD(リコネ)の存在は知っているのよ。

 

次回は謎多きガスマスク男、クリアルートに入ります。